3.11に寄せて
明日は3月11日、東日本大震災から13年目になります。私はその時厚岸で小学校に勤めていましたので、その日の揺れや、学校の前数メートルまで近づいてきた波を忘れることができません。(波を見ていてはいけなかったのですが…。)子ども達を保護者に返しホッとして学校で一晩明かしましたが、更新されるニュースの、「町が流されています。」「遺体が多数打ち上げられています。」というアナウンサーの声を「これって現実…?」と半信半疑で聞いていた記憶があります。避難所の学校に掛かっていた卒業式の為の紅白幕も悲しかったです。震災の後の厚岸町は、亡くなった方はいませんでしたが。町中が水に浸かり道路に船が打ち上げられ悪臭が凄かったです。震災後には「避難の仕方はどうだったか」「保護者に返すことが1番ではなく、保護者と子どもの命を守ることが1番。」とさまざまなことを反省しました。町の方が「今回の震源地がもう少し北だったら、厚岸も大変なことになっていた。」と話されていたことも忘れられません。今年の1月1日に起きた能登半島地震も、子や孫が集まった元旦の惨事に孫のいる私は身につまされる思いでした。子ども達に「つよい地震が来たら なにも持たないで みんなでにげること」、「大切な自分の命も 大切な人の命を守ること」を伝えていきたいと思います。
先週末幼稚園でインフルエンザの罹患者が出ましたが、近隣の小学校ではインフルBが猛威で、園児のきょうだいでも罹患しているご家庭があります。幼稚園でも、換気や手洗い、消毒に努めますが、ご家庭でも手洗いうがい等を宜しくお願いいたします。今週、無事に過ごせますように…。(森)