5月5日 こどもの日に寄せて

5月5日はこどもの日です。5節句(1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日)の一つ「端午の節句(たんごのせっく)」、男の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをする日です。1948年に、5月5日を「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」祝日とし、「こどもの日」となったそうです。国としては「母の日」の意味合いも持たせているようです。今年度から「こども家庭庁」が発足し、国としても子ども・家庭・子育てに手厚く対応し、「こどもまんなか社会」の実現を目指しています。社会全体で、こども達が良い環境で健やかに育つことを願っています。

そのような社会になっても「子どもの声がうるさい」と公園の存続が問題になったり、子ども達の安全が脅かされたりするニュースに心が痛みます。幼稚園では子ども達が安全に過ごせるために、子ども達の事故や事件を検証するようにしています。今年の3月、4月は、子ども達が巻き込まれる悲しい事故が多かったような思います。「7階から2歳の双子の男の子が転落」「家族とお花見に行った3歳の男の子が川に転落」「保育園で2歳児9名を保育士3名で引率して園外保育に行き、女の子1名を公園に残して帰園」「5歳の男の子がスイミング教室で溺れる」このゴールデンウイーク中にも「3歳の男の子の首に保育園の遊具のロープが巻き付いた」と言う悲しい事故も起きています。ニュースを聞くだけで心が痛くなりますが、子ども達を安全に保育していくために、他人事と考えることなくいろいろな場面を想定し、戒めにしていきたいと考えています。

新年度が始まって1ヶ月が経ち、午後保育も始まり子ども達も少しずつ幼稚園の生活に慣れてきています。職員一同、子ども達が安全に楽しく過ごすことが出来るように努力して参りますのでご協力をよろしくお願いいたします。GW明け5月8日(月)には、元気で登園してくるのを待っています。久しぶりの幼稚園で、涙の出る子がいるかもしれませんね…。(森)