今日の子ども達!

最近、未就園教室のカンガルークラブさんにいる時間が長くなっています。見ているだけで可愛らしい、癒される空間ですが、そうとばかりは言えない場面にも遭遇します。「自我の目覚め」とでもいうのでしょうか、ブロックを出して遊んでいても、誰かが「これ私の分!」と抱えると、そこにいる子全員が遊ぶのもそっちのけでブロックを取り合い抱え込みます。誰かが携帯電話を持つと、私も!私も!!と取り合い、気が付くと1人で3つ持っている子…がいたり、幼いながらのぶつかり合いに、これが集団生活での学びの場なのだ!と感じています。

2歳前後から「いやいや期」が始まるとも言われていますが、その後に「みてみて期」が始まるとも言われているようです。なんでも「いや、いや!」と言っていた子が承認欲求が出てきて「見て!見て!!」と言い続け、保護者にとっては「いやいや期」とは違う大変な時期でもあるようです。カンガルークラブの子は、幼稚園で「いや!いや!!」はしないのですが、「見て、見て!」はとても多いです。今日、3歳のT君と2歳のSちゃんが2人でブロックで遊んでいました。この時期同じ遊びをしていても関わり合って一緒に遊ぶことは難しいのですが、T君がブロックでいろいろ作って、「見て、見て!」と何度も何度も私に声を掛けていました。私がそれを見ながら「かっこいいね。」「ロボット?」と対応していると、Sちゃんにも「見て、見て!」とブロックを作って見せました。そうするとT君とSちゃんの間で「カタツムリだよ。」「すごいね。」「これ~!」「いいね。」と会話が成り立っていることに気が付きました。なんだかとても微笑ましい光景でした。承認欲求の「みてみて期」が、こんなふうに人間関係の拡がりに繋がっていくんだ…と感じた私でした。(森)