9月に寄せて
9月1日には100年前に関東大震災が起こった「防災の日」、9月は防災月間になっています。100年前の9月1日に起きた関東大震災より、3・11東日本大震災の方が記憶に新しいのですが、もう12年も前になってしまいました。
「人間は、忘れる生き物」です。忘れるから前に進むことができたり、心の痛みも薄れていくのですが、「地震は怖い。」「大きな地震の後には津波が来る。」「地震への備え」などは決して忘れてはいけない事柄です。3・11を私は海辺の学校で体験しました。子ども達は全員無事に保護者の下に帰ることができましたが、一睡もせず学校で聞いた悲惨なニュースのこと、学校の前10m程まで押し寄せてきた波が東北では多くの命を奪ったこと、海水に浸かった街の状況など、子ども達に伝えていくことが大人の責任でしょう。今日、9月11日の合同保育で子ども達にお話しました。ここ数日モロッコで起きた大地震の悲惨なニュースも目にしますが、ご家庭でも「地震が起きた時…。」のお話をぜひしてください。
つよいじしんがきたら
なにも持たないで
みんなでにげること (森)