3・11に寄せて

今日は3月11日、3・11から11年の月日が流れました。

私は海辺の小学校でその時を迎えましたので、グラグラとしたいやな感じの横揺れ、校舎の3階から見た海の大きなうねり、校舎の玄関10m前まで来た海水、次の日に町中が海の匂いで溢れ、道路の真ん中に小屋があったり、船があったり…、そんな記憶が残っています。

東北では、まず自分の命を守り、一人で逃げる「津波てんでんこ」と言われています。私も、今まで勤務してきた学校では、大きな地震が来たら津波が来るので、すぐに逃げようにと伝えてきました。

3・11から11年経ちましたが、自分と自分の大切な人の命を無くさないために、避難経路、避難場所、非常時に持ち出す荷物など、家族で話し合ってください。幼稚園では、何かあった時にも半日は過ごせるように、食品や飲料水の備蓄をしています。災害は起こらないのが一番ですが、災害が起きても命を守ることができるように、子ども達に伝えていきたいと思っています。(森)

  • よい地震があったら
  • にも持たないで
  • んなで高い所に逃げること