3月11日 卒園式

3月11日、第58回卒園式を無事に終了することができました。テレビでは、12年前の東日本大震災のニュースが取り上げられていました。私もあの日厚岸の海辺の学校にいて、学校の前まで来た波をどうすることもできず呆然と眺めていました。紅白幕のかかる避難所の体育館の映像を見る度に、子ども達はどうしているのだろ…、と心が痛かったです。この3年間、コロナの感染拡大の中にいた幼稚園でこんなにコロナを心配せずに穏やかに行事を迎えられたのは、本当に久しぶりでした。風は強かったのですが、晴れた空の下無事に全員出席で卒園式を迎えることができて本当に嬉しかったです。特に今年の卒園児はコロナ禍の中マスクをして入園してきた子ども達だったので、沢山の遊びや体験を通して、大きく逞しく育って巣立ってくれることが何よりも嬉しかったです。

卒園式では、修了証書を受けた後の子ども達が「大きくなったら、ケーキ屋さんになりたいです。」「お医者さんになりたいです。」「ふぞく幼稚園の先生になりたいです。」と将来の夢を発表してくれました。心の中で「なれる、なれる!」「素敵、素敵!!」「先生になるの待ってま~す!」と言っています。父母会長さんのパフォーマンス入りの祝辞があったり、前日の「さよなら会」の映像を見たり、子ども達の歌声があったり、成長を振り返ったスペシャルムービーがあったり…。涙が出たり、笑ったり、素敵なひと時になりました。

保護者の皆様には、いつもふぞく幼稚園を温かく支え、ご協力いただいたことに心より感謝申し上げます。明日からは預かり保育で待っています。最後まで遊んで、笑って、楽しく過ごしましょう。すべての事に感謝です。(森)